2017年5月5日金曜日

【陰隲録】功過格表67 世界最強宗教の座をかけた不毛な争い 三十善 出家神職帰依させよう⑤




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功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

三十善に相当する

一人の受戒弟子を度す。



前回の新興宗教の出家の話を追記しておきます。
新興宗教がまるで伝統宗教に比較して悪いような書き方でしたし。

【前回の追記】




釈迦は、インドのバラモン教のカースト制度から外れた出家者でした。
ガチガチの身分制度のカースト制度の中では、バラモン階級以外、僧侶になれないからです。
社会外にも当時は、このような自由な出家者がいっぱいいました。
その中で生き残ったのが釈迦の仏教だったり、親戚宗教にジャイナ教などがいたりします。

もちろん、本当にガチガチの身分制のシステムでしたらこういうことは起こりません。
秩序の反逆分子として官憲に始末されるからです。
釈迦などが自由に出家出来たのは、当時のインドの社会状況がゆらいでいたからです。

具体的には、当時のバラモン階級やマハラジャなどの王族貴族階級が、新興の武士階級のクシャトリヤ階級や商人階級のバイシャ階級などが台頭してきた経緯があります。
宗教にも需要と供給の法則が適用されます。
新興階級の成り上がりに必要な宗教が当時のインドで需要があったということです。

当然、その需要にあった供給の宗教は身分制の否定だったり新興階級のビジネスを肯定してくれる教義です。
仏教が都市生活者の階層に支持があったのもそのためです。

これは他の文化圏の宗教も同じです。
ローマ帝国の統治に必要だった脱民族的な教義のキリスト教や、鎌倉時代の武士や庶民の需要に答えた禅や念仏などの鎌倉仏教。
ガチガチの身分制時代だった社会には、新しい宗教は誕生しません。
※例えば江戸時代には新興宗教は登場しません。
社会状況が変動し新しい階級が台頭してくると、その需要に見合う宗教が誕生するのです。

これが、既存の宗教の範疇に収まらない出家者の登場につながります。

釈迦もイエスも、一応、当時の既存階級の出家者の経歴があります。
※イエスがヨハネから洗礼貰ったりなどがいい例です。
しかし、自分たちの権威が確立するやいなや、無かったことになって、もう自分たちの新しい宗教が出家の権威を与える側になります。

そうして、それが次世代のガチガチの権威になり、それ以外の出家者は公式には出家扱いされなくなります。
平安時代には奈良の大寺の戒壇で出家の授戒を受けないと、僧とは認められませんでした。
※空海が私度僧だったのもこれをスルーしてたからです。
ところが、時代がまた変動すると、その自由出家者の中で、時代の需要に適合すると新しい権威となってしまいます。

このループが出家者の権威のループです。

まあ、とは言っても、あくまで生き残るのは時代の要請にあった者だけです。

宇宙から電波を受信する脳を持つ障害者聖者は、いつの時代にも一定数います。
その大半は小規模なカルト宗教として細々と生きているかあるいは精神病院の中にいます。
時代が悪ければ弾圧されます。
しかし、その中で、時代の需要に合ったものは爆発的に信者が拡大します。
その中でさらに権力闘争に生き残ったものが伝統宗教として存続出来るのです。

そうなると、もはや開祖の宇宙からの電波は、神仏からの預言になります。
開祖自身も精神病患者でなくて開祖さまになります。
今も、この地球上で神からの預言を受け取った聖者様が万単位で存在するのでしょう。

※単純に、脳の基質的な障害かもしれないし、もしかしたら、神々のゲームなのかもしれません。
一神一人という縛りがあって、自分の駒である人間を操って世界宗教になるのを競うゲームなのかもしれませんが。



【ストックオプション(宗教的な意味で)】


そう考えると、ある意味、出家支援や寄進は、株式会社の株取引と同じです。

株の基本は、企業を支援するために株を購入するということにあります。
無限責任を追うこと無く、企業を支援するシステムです。
企業は、その目的な金儲けであり、ベンチャーから中小企業、大企業になり、グローバル企業と成長することを目指します。

もちろん、株券購入者は、企業が成長すれば、自分が買った時の安い株が高額な価値となって儲かります。
逆にすでに成長仕切った企業の株を買っても値上がりしないし、高額なためそんなに変えないので大した意味はありません。

宗教組織も同じです。
すでに世界宗教になってしまっては、今更、大した寄進をしても大した効果はないでしょう。
しかし、まだベンチャー宗教の場合は、少額でも効果は大きいのです。
ストックオプションや未公開株と同じです。
貴方が支援したベンチャー宗教組織が世界宗教になった時に、もしかして貴方の名前が歴史に残るかもしれません。

巨大宗教になった後は、王様や権力者がガンガン天文学的単位の金を寄進しても、へーとしか思いません。
しかし、初期のベンチャー時の寄進だと、少額でも歴史に残ります。
※イエスに香油をプレゼントしたマリアの話は有名です。

無名だったヤフー株を買って大儲けした話と同じように、ベンチャー新興宗教株で一発逆転を狙うというのも、ありなのでは無いでしょうか?

というわけですので、皆さんも、将来有望そうな新興宗教があったらどんどん寄進してもいいのではないでしょうか?

豊河はバクチをやらないのでやりませんが。























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