2017年5月21日日曜日

【陰隲録】功過格表74 人類総スパイダーマン化 三十善 出家神職帰依させよう⑫





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はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)

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そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。

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功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

三十善に相当する

◯一人の受戒弟子を度す。







【天地陰陽】



弟子は個人レベルの教授ですので、人数が少ないシステムです。
講義形式で多数に教えるならば、それは生徒と先生の関係で別の物です。

そこには、親子や恋人と同じように、この広い世界の莫大な人数の中で、奇跡的に巡り合った奇跡です。

人類は、この地球上に60億人以上います。
その中で、生涯において最低一人の師匠と弟子の関係は、親子や恋人に匹敵する人間関係です。

当然、そこには縁と言うものが生じます。
ただの偶然では無いのです。

この関係は、人間間における師匠と弟子の上下関係です。
古代から連綿と続いてきたにせよ、師匠からの創始にせよ、時間軸において、過去から未来へと流れる関係です。
また、先駆者と後継者の上下の関係でもあります。

この関係の形のイデア(本質)には、神仏と人間の関係があります。
天と地の陰陽の関係が元型です。

上から下に流れるエネルギーの関係です。


漢字の上という言葉は、同音異義語で、頭、守、髪、紙、嚙みとありますが、全て同じ意味です。

権力のお上もそうですし、カミさんという意味で奥さんを意味するのもやはり同じです。
神の同義語なのです。

紙と嚙みは関係ないだろというツッコミがありますが、紙は昔は文字が書かれており、一部の特権階級しか使えなかったのです。
そして上から下に命令を下すものであり、歴史を記述する神の御業だったのです。
嚙みは上下の歯を噛み合わせる陰陽で、大神(狼)でもあります。

ここで、大切なのは、この上下の陰陽は両方なくてはダメだということです。
弟子は師匠を必要とします。
しかし、逆に師匠は弟子がいなくては師匠では無いのです。

敵対関係だろうが恋人関係だろうが、親子関係だろうが、師弟関係だろうが、自分と相手の陰陽が揃わないと、関係とはいいません。
一人相撲は二人相撲の練習に過ぎません。




【スパイダーマン】


自分と相手の陰陽の関係は複合的に形成されます。
それはネットワークの形です。
相互のノード(ネットワークの結線点)が無ければネットワークにはならないのです。

正義の味方は、悪の敵がいなくては存在し得ないのです。
神は悪魔がいないと神足り得ません。
悪魔と信者がいて、初めて神の存在意義があるのです。

一切の存在はこの宇宙規模の巨大ネットワークの中に内包されています。
このネットワークから逃れることは存在として存在してある以上、不可能です。
釈迦の諸法無我はこのことを指します。
我々の存在のノードはただのネットワークの結節点であって、ネットワークが存在しなければノードは存在しないのです。

人間関係も社会関係もそうですし、何気なく毎日食べている食物も同じです。
生命である以上、エネルギー補給が必要です。
人間は、他の生物を摂取している以上、孤独ではいられないのです。
現代社会では、この食べ物一つとっても膨大なネットワークの果てに、胃の中に収まるのです。

一人の人間は、生まれてきてから今まで、莫大なネットワークの網の中に、重々無尽の結節点に納まっているのです。
世界は、網(ネット)で構成されており、蜘蛛の巣状の因果の網の中にあります。
その意味で、人間はみな、スパイダーマン(蜘蛛男)なのです。
貴方も私も、怪人蜘蛛男なのです。
いつのまにか、悪の組織の怪人なのです。

このブログは開運ネットワークですが、その中心にいるのが、豊河という怪人スパイダーマンです。
今日も、ネットという網の中で、引っかかってきた獲物を網に捕らえます。

陰徳思想という蜘蛛毒を注入され、別のネットワークで陰徳の網を張り巡らせるのです。
やがて、広範囲の陰徳ネットワークが形成され、いつのまにか日本と世界は救われてしまうのです。
怪人豊河スパイダーマンはただのスパイダーマンではありません。
天下を陰徳の網にかける大蜘蛛怪人なのです。



【預言者はつらいよ】



さて、天下万民はみんなスパイダーマンですが、カンダタの蜘蛛の糸の如く、上からの糸で繋がっています。
その中でも、極太の糸でつながっているスパイダーマンが極稀に存在しているのです。

師匠と弟子の関係は、神仏と人との関係が元型だと、先程、言いましたが、
その特殊な関係の「生贄」が、人類の中にはちょくちょく存在します。

一神教の世界では、預言者と呼ばれる連中です。
まあ、聖書を読むと、この方たちがぞろぞろ出てきます。
しかも、大抵はろくな目にあっていないのです。

神様の指名された預言者ならば、栄光を受けてもいいはずなのですが、
大半はボロ雑巾のように報われないまま、死んでいます。

たまに成功する預言者もいるのですが、基本は、特攻隊のように死兵扱いです。
神様の経営する企業の従業員はブラック労働を強いられているのです。
預言者はブラック労働なのです。

預言者の中でもイエスなどがいい例でしょう。
あっさり数年布教した程度で刑死しています。

たぶん、神にとって、預言者は鉄砲玉程度の扱いなのだと思われます。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たると言った、感覚でやっています。

ドラクエの勇者も、王様からはした金を貰って意気揚々と魔王退治に行っていますが、
イスラム過激派の少年兵の如くの扱いです。
社員教育という概念が全くないのが、神様とドラクエの王様の共通点です。

とは言え、神から啓示を受けても大成功する人たちも結構います。
恐らく、単純に、預言を発する神様の種類によるのでしょう。
現実の企業にはホワイト企業もフラック企業もあるのと同じです。
社員(預言者)を大切に扱う企業(神)なのか、使い捨てる企業(神)なのかの違いです。

その意味で、聖書の神の絶対神ヤハウェはブラック企業神なのでしょう。
ただ、労働待遇は時代によって是正してくるようで、後の時代のイスラム教の時代になってくると、
預言者のアッラーは、人生としても大成功しています。

およそ、ベンチャーや中小企業などの、勃興期にはブラック企業ですが、一流企業になってくると、
社員待遇は良くなるのと同じです。

ヤハウェ社長も、世界宗教の神様になるに従って、労働法の概念を知り、
段々と社員待遇を良くすることを覚えたのでしょう。


神がまだ血気盛んな時、ユダヤを作った
壮年になり愛を知り、イエスを送り出した
老年になりボケ始め、マホメットを遣わし
ニーチェの頃、神は死んだ



今回も長くなったので、次回に続きます。





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