2017年6月20日火曜日

【陰隲録】功過格表102 此岸から彼岸へと 三十善 冤罪を救おう④





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功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

三十善に相当する

◯一人の冤を白にす。





見えない領域



冤罪というのは人間同士の殺し合いという業から生まれた産物だと言うのが前回のお話です。

しかし、その発生理由は、厳密に言えば、いくつか種類があります。

まず、大雑把にわけて悪意の有る無しです。

対象を陥れようとして、もしくは自分の罪をなすりつけて生贄にするなどの冤罪は、悪意の有るパターンと考えて良いでしょう。

理由は様々で権力闘争や、単なる遊戯やイジメの場合などのパターンです。
警察の点数稼ぎによる悪意という物もあるでしょう。



しかし、悪意がない冤罪のパターンもあります。
陥れようとしている人間がいない場合です。
関係者含めて全員、善意のパターンです。

まあ、司法当直のずさんな捜査が問題というのはありますが、全員悪意がなく、偶然、冤罪になってしまったパターンなどはこれにあたります。

ある意味、痴漢冤罪などはこれにあたります。
痴漢された女性が悪意で無い場合がこれです。

これは、完全に運の領域です。
災害と同じで、たまたまそこにいたからという運の領域なのです。
人が絡むか絡まないかの違いだけで、災害と同じことなのです。



達人



この運の領域は、ある程度は本人により回避できます。
しかし、最終的に、本人の実力や努力などは関係ない領域がやはり存在するのです。

人事をつくして天命を待つという言葉があります。
これは、逆を言えば、人事を尽くそうとも、天命の領域は如何ともしがたいということです。

この領域は、正攻法では統御できません。
運の、天命の領域は、不可視の領域です。
ある意味、人間以上の神仏の領域だからです。

本人のルート選択で間違いが無くても、災難は関係なく襲います。
例えば、今、この瞬間に隣国がミサイルを貴方の街に撃ってきたら、本人の選択の間違いなど関係ありません。
完全に運の領域です。

この見えない世界は、表の世界とは別な領域です。
裏の世界と言っても良いでしょう。
陰陽で言えば、陰の領域です。

表の領域は人間の努力でなんとかなります。
権力や武力や知力や痴漢冤罪の弁護士保険でなんとかなります。
※なんとかならないこともあります。

しかし、この陰の不可視の領域はなんともなりません。
いかに努力してもどうにもならなかったのです。
災難や生老病死は、どうにもならなかったのです。

まあ、災難程度だったら、実は何とかなります。
兵法者などは(達人レベルだと)修行で何とかしました。

「凶を避けられぬは未熟者」

こういう兵法の言葉があります。
不可視の領域も視野に入れた宗教的な修行法は古代からあったのです。

が、その達人でも、生老病死はどうにもなりませんでした。

このブログは開運ブログですが、少なくとも前者の災難レベルなら何とかしようという趣旨です。

要するに、皆さんを達人に仕立て上げることが目的なのです。
言うなれば、達人の領域に強制連行するブログなのです。

阿弥陀如来は、死後に極楽浄土に強制連行する拉致犯罪者ですが、豊河は生前に達人領域に強制連行する拉致犯罪者なのです。
大枠では、北の国に強制連行する工作員と同じ穴の狢(むじな)なのです。



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